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初級シスアド試験 既出問題と解説(平成16年度春期試験問題)


午前問題

全問とも必須問題です。
正解は情報処理技術者試験センター発表のもので,解説はオリジナルで書き下ろした簡易版です。
詳細な解説は,私が今後刊行する受験対策書籍と,eラーニング「初級シスアド ネット講座」に収録しています。
 
 
2004年(平成16年)度春期午前 問題(問01〜問20)

2004年(平成16年)度春期午前 問題(問21〜問40)

2004年(平成16年)度春期午前 問題(問41〜問60)

2004年(平成16年)度春期午前 問題(問61〜問80)

 

午後問題

全問とも必須問題です。
正解は情報処理技術者試験センター発表のものです。解説は非公開で,市販の書籍などをご活用下さい。
解説は,私が今後刊行する受験対策書籍と,eラーニング「初級シスアド ネット講座」に収録しています 
 
なぜ午後の解説を公開しないのですか?
理由は2つあります。
(1)  学校での授業や市販の書籍など,教育は学費(担当者の生活費など)を払って受けるサービスです。それで生活している方々(私もそうですが)への配慮として,無償公開と有償公開とを分けているからです。
(2)  過去にこのサイトで公開している解説と,酷似した内容の解説を収録した問題集が複数出回ったことがあったからです。生々しい話ですが,転載防止のためなのです。ただし,問題を解説した書籍が出回り,十分な期間を経過したものは,解説を掲載しています。
 
2004年(平成16年)度春期 問題文中で共通に使用される表記ルール(P2)

2004年(平成16年)度春期午後 問題(問1)

2004年(平成16年)度春期午後 問題(問2)

2004年(平成16年)度春期午後 問題(問3)

2004年(平成16年)度春期午後 問題(問4)

2004年(平成16年)度春期午後 問題(問5)

2004年(平成16年)度春期午後 問題(問6)

2004年(平成16年)度春期午後 問題(問7)

 


 
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平成16年度春期試験の講評
 
午前の問題
 
盛りだくさんの新傾向
問79では,不正競争防止法の中でも類似防止について出題されました。過去には,不正競争防止法の営業秘密保持についての出題はありましたが,類似防止に関する出題は初級シスアド試験では初めてです。また問68のアローダイアグラムでは,従来はクリティカルパス関連の内容でしたが,今回は最早結合点時刻,最遅結合点時刻,余裕時間について突っ込んで出題されました。最も突っ込んだ出題は簿記で,問26と問65で財務諸表分析の出題となりました。難易度面では高くないものの,他にも従来からの出題内容から一歩踏み込んだ,新傾向問題が盛りだくさんの印象を受けました。
 
新しくて懐かしい?
既出問題の再出題は今回も多くありました。しかし,例年は2〜3年前の問題を中心に選んで再出題していますが,今回はかなり前の平成11年度〜10年度の問題が目立ちます。しかしそれらは,模擬問題作成者の私から見ると,良問ばかりを選んでリメイクして出題しているように見受けられます。また出題が絶えて久しい,オフィス環境や文章の順序法について,掘り起こすように出題されました。そのため新傾向問題と,懐かしい名作問題の取り合わせのような印象を受けました。
話はそれますがイタリアのスーパーカー,フェラーリでは,新モデルでも昔の名車のデザインをそれとなく取り入れ,新しいけど懐かしいたたずまいとしています。フェラーリは私にとって縁のない車ですが,そういうセンスは支持したいです。想像ですが,今回の午前問題のプロデューサーも,同じようなセンスを持っているのかもしれません。
 
重複で易しくなっている?
受験者には関係のない話ですが,今回は同じ用語や説明が重複して出てくることが多かったです。例えばSGMLは,問24と問25で出ています。また自己資本比率は,問26と問65で出ています。問28と問62でも,BPRの記述が重複して出てきます。リピータは,問7と問19で出てきます。別に不適切なものではありませんが,模擬試験では同じ用語が他の問題で極力出てこないように配慮して作問します。そのあたりが鷹揚であるのも,今回の特徴です。
 
 
午後の問題
 
正解公表の影響?
前回の平成15年度秋期午後問7では,優先事項によって答えが変わりうる問題がありましたが,今回は正解例が明確に特定できる問題ばかりであるのが特徴です。これは,正解を公表することになった影響も,あるのかもしれません。
 
オーソドックスな出題傾向
時間はかかりますが,出題傾向はオーソドックスといえます。業務改善をテーマとした内容が多く,全体的に初級シスアド向けに筋の通った感があります。
 
公開された正解と午後配点割合について
4/28に情報処理技術者試験センターより,正解と配点割合が発表されました。このサイトで公開していた正解例と全問が一致しているため,発表に伴うこのサイトでの変更はありません。
午後の配点割合ですが,2年ほど前の「案内書・願書」で,4問が基礎問題,3問が応用問題と表記されたことがありました。その後その表記はなくなりましたが,今回また復活したということです。ただしそのときは,配点については表記されていませんでしたが,今回は10%と20%という配点割合も発表されています。
4問10%,3問20%でちょうどきりよく100%になりますが,別に問1〜問4が10%で,問5〜問7が20%とは発表されていません。そのため7問のうち,どれが20%の配点割合かは推測になります。それを含めた問題攻略のノウハウを,受験指導者側に残しておいたということかもしれません。
 
 
初級シスアド試験の午前が免除される講座について
 
これは構造改革区域特別法に基づき,初級シスアド試験と基本情報技術者試験で,それぞれ午前(第一部と第二部)が免除される講座を,地方公共団体が認定を受けて設置できるという制度です。
平成16年4月30日官報
 
情報処理技術者試験において,認定を受けた教育機関で履修した者は午前試験が免除になる制度は,過去にもありました。過去にあったその制度について,情報処理技術者試験センターサイトから,それが記載してあるページを紹介します(混乱をさけるためあえてトップページではなく,そのページに直リンクしています)
平成6年度秋期から平成12年度秋期までの一部免除制度(情報処理技術者試験センター)
 
これは簡単にいうと,認定を受けた3年制の専修学校の課程で履修すると,卒業時の年の春期の第二種情報処理(現在の基本情報)技術者試験の午前が免除になるというものです。また認定を受けた地域ソフトウェアセンター及び財団法人日本情報処理開発協会中央情報教育研究所(現在は廃止)で履修すると,第一種情報処理(現在のソフトウェア開発)技術者試験で,受験可能な最初の試験及びその次に行われる試験の午前が免除になるというものです。
この制度が構造改革特区に限定して条件を変えて,初級シスアド試験と基本情報技術者試験向けに復活したとみれば,わかりやすいでしょう。
 
ではそのような学校で履修した方がよいのかということですが,前記の制度では,基本情報技術者試験の午前の免除を得るためだけに,3年も専修学校に通う必要はないということがいえました。ただし試験対策だけではなく,プロの情報処理技術者を目指して各種技能を身につけ,その方面への就職を希望される場合なら話は別で,専修学校に入学されることを積極的に勧めます。
 
今回の講座の履修期間や修了基準がどのようなものであるかは,今後も詳細を把握していく必要がありますが,いずれにせよ構造改革特区の地域に限定されます。書籍やeラーニングによる学習で,数ヶ月の学習期間で合格を目指すのであれば,これまで通りということになるでしょう。
 
 
次回に向けての受験対策
 
下図は,平成13年度秋期試験からの,初級シスアド試験の合格率の推移です。
合格率の推移  
平成14年秋期以降,一貫して下がっているのが分かります。今後は想像になりますが,長期的に基本情報技術者試験の合格率(15%前後)近くまで下がり,20%を前後するようになるのではないかと予想しています。一部で「初級シスアド試験は易しい」という話がありますが,これからはそうはいかなくなり,認識を改めることになると思います。
 
次回に向けての受験対策ですが,これまで同様に既出問題を多く解いて慣れることが必要で,その上でプラスアルファの対策が必要になるでしょう。そのプラスアルファは,人により異なります。苦手分野の克服であったり,問題文を素早く読解する演習であったり,新傾向の内容の学習であったりします。またそれに応える参考書やeラーニング教材を提供できるかどうかが,教材作成側の能力が問われるところになります。
 
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